介護未経験の人が働くなら派遣がおすすめ!

介護業界は人材不足に悩む施設が多いので、未経験の人であっても比較的雇用されやすいです。

一口に雇用と言っても雇用形態は正社員、契約社員、パート・アルバイトと様々、就職するならまず正社員と思うかもしれません。
しかし、未経験の介護職の場合は正社員が良いとは限りません。

まず介護の仕事には肉体的にも精神的にもハードな業務があり、更に施設によっては残業や夜勤もあります。
介護の仕事の経験のない人がいきなり正社員としてハードな仕事を長時間こなすのは、厳しいかもしれません。

実際、辛さに耐えきれず介護職を辞めてしまう人も少なくないため、最初は比較的労働時間が短い契約社員やパートなどの非正規雇用で様子を見るのが良いでしょう。

また介護の仕事の経験のない人は、介護業界について詳しくないので、施設側と不利な労働条件を結ばされる可能性もゼロではありません。求人票の給与と実際の給与が違ったり、試用期間と称して給与を少なくしたりするブラックな介護施設も残念ながら存在するのです。

ある程度、介護職として働いていれば不利な労働条件にも気づけるのですが、未経験でなおかつ若い人だと気づかないまま雇用される可能性があります。
もし、そうした不利な労働条件での雇用を避けたいのなら派遣社員として働くのがオススメです。

派遣社員の雇用主は介護施設ではなく人材紹介会社なので、施設側と労働条件の交渉を行う必要がなくなります。
介護の経験のない人は職場環境の良い施設を見分けるのが難しいですが、派遣なら職場の変更もできるので仮にブラックな介護施設で働くことになってもすぐに脱出が可能です。

「派遣」という形はそうした利点があり、転職する際に気軽に使いたくなるものですが、現場での立場や雇用の在り方において、他の雇用形態と異なる部分が多くあります。
そのため、はじめて派遣会社を活用する方は、派遣の雇用システムやメリットをきちんと把握しておくようにしましょう。